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【鬼と言ったらこの人】
キタロー:今日は節分です。豆まきをやりましょう。
順平:ふっ、既にドサ袋に豆を仕入れてきたぜ。
キタロー:ナイスだ。
アイギス:一階から五階まで盛大なバトルをしましょう。
美鶴:何の話だ。
キタロー:えっと、寮内豆まきバトルロワイアルを開催します。
明彦:いきなりなんでそんな事を……。
天田:鬼は時間性で交代となり、それまでの間は皆からリンチを食らう立場となります。
荒垣:なんでだよ!?
キタロー:当然鬼になったら即座にその格好に着替えてもらいます。ちなみに俺含む全員が一階は鬼役となります。
ゆかり:なに? 皆公平ですと言いたいの?
キタロー:そういうこと。決して最後までやろうとしたら時間が来て俺だけ鬼になりませんでしたとかそういうオチはないぞ。まずは『鬼嫁』という単語がピッタリな桐条先輩から!
美鶴:何故だ!?


【美鶴さん、早速鬼の格好に、当然生足】
美鶴:くっ、このような黒と黄のトラ柄ショートパンツを履かなくてははならないのか……とにかく自室へ逃げる! なっ、鍵が開かない……!?
順平:はっはっはっ。誰だって公平なんですよ桐条先パイ。
美鶴:これも戦いか!?
明彦:この差異だ、処刑し続けているお前に個人的恨みも込めて豆を全力投球!
美鶴:お前何をしている!?
明彦:鬼なら黙って豆を食らっていればいいんだよ!
天田:正に外道!

【そしてリヴェンジ】
美鶴:ははははは、こんな事もあろうかと桐条グループ玩具推進部で開発されてた豆まき用豆マシンガンを持ってきてて正解だったなぁ!
明彦:お前! 俺が鬼の時に限ってそんなものを! 痛ッ! 痛ッ! 痛ッ!
荒垣:……容赦無いな。


【時間を考えて二人ずつ】
キタロー:俺と天田か。
天田:どうなるんでしょうか?
 結果
キタロー:全員で俺に対して攻撃なの!?
順平:いやほらあれよ、小学生に向かって全員で豆をぶつけるなんて外道な事しないって普通。
荒垣:まぁ色々とあってな。
アイギス:ああ、一応風花さんが始め料理を食べさせる相手が彼だったことを恨んでいるのですね。
荒垣:ち、チゲェ!
風花:天田君にやっちゃ可哀想だよ。
コロマル:くぅ〜ん。
美鶴:じゃあ仕方ない、私が天田に向かって投げ続けよう。
ゆかり:あ、じゃあ私も。
明彦:何故だ、公平さを謳ったのにいきなり不公平な気がする。


【荒垣さんと】
風花:私もですか。
キタロー:や〜い、ペアルック〜。
荒垣:お前それが言いたかっただけかよ!
全員:勿論!


【順平とアイギス
順平:じゃあ早速……っておい、なんだそりゃ!?
キタロー:対アイギス用新兵器、豆キャノンだ!
アイギス:私は迎撃できますが、同じ状況の順平さんは合掌するしかないですね。
順平:ひでーーーーー!!
美鶴:今から豆キャノンにエネルギーをこめる! 明彦、荒垣! 手伝え!
明彦:分かった!
荒垣:しゃあねぇな……。
風花:コロちゃんも手伝ってくれるの?
コロマル:ワン!
天田:目標をセンターに入れて……スイッチ!
ゆかり:照準セット、豆キャノン、いつでも撃てるわ!
キタロー:対鬼専用兵器、豆キャノン発射ぁぁぁぁ!!
アイギス:ガラテアで私だけ迎撃。
順平:ちょ、おま!?


【羽の付いた服じゃなくてね】
コロマル:くぅ〜ん……。
全員:あ、なんかこの格好も可愛い……。
天田:どうするんですか? この状況で豆をぶつけるのは動物虐待になりますよ。
美鶴:うーむ、仕方ない、皆で肉球を触り続ける刑に処そう。
全員:賛成!


【10人目として】
ゆかり:ねぇ、ちょっと待って。
キタロー:なにが?
ゆかり:あのさぁ、この格好ってどっかで着た記憶があるんだけど……。
キタロー:(豆投げながら)うーん、あったっけ?
ゆかり:いや、絶対にあった。確か……。
キタロー:ああ、昔話で桃太郎やった時に着せたね。
ゆかり:ちょっと待て。
キタロー:なに?
ゆかり:あれって皆で考えた台本じゃなかったの?
キタロー:いや、俺の趣m前が見えねぇ。


【そして最後に】
キタロー:節分のもう一つの醍醐味。恵方巻を食べましょう。ちなみに今年の恵方は北北西です。
順平:ガブッ……。
全員:……。
キタロー:(ちなみに食べている間は無言なのも作法)
風花:ん……ふぅぁ……んむ……。
キタロー:(それなんてエロゲ? ちなみに風花は作法違反だよ)
荒垣:……!
キタロー:(荒垣さん、今の声で前屈みになりそうなところを必死に抑えないでください)


【まぁ、何となく想像したが】
キタロー:ちなみにだ。
ゆかり:うん。その前に待って。
キタロー:なに?
ゆかり:何で私だけまだ鬼の格好なの!?
キタロー:いや、ほら。最後に鬼の役になったんだから。
ゆかり:むー…なんか納得行かない。
キタロー:それでだ、鬼は外と一般的に言われているが、鬼は内と言う地方も存在している。それは内に寄せた鬼が災厄を追い払ってくれるとも言われているからだ。
ゆかり:へー……で、それがどうしたの?
キタロー:だからね、鬼は内なんですよ。Do you understand?
 ゆかり、しばし熟考
キタロー:鬼は内です、ちなみに今は俺の部屋ね。
ゆかり:そういうことか貴様。