またスイッチ踏んだらしい

まーた夢から覚めたら吐いたのよ。またリアルすぎてさ。
何と言うか、こう、極限状態の人間ってそうせざるを得ないってのは分かるんだけどね。
一応夢の内容が内容なだけに隠しておくけど。
何故かは知らないけど俺はどこかに閉じ込められていたんだ。
まぁ、よく分からないけど密室で入り口は無い。だけど壁の亀裂から少しだけ湧き水が出ていたから水分には申し分ないと。
んでまぁ、何かリアルに数日経ったような感覚がしてて結局水だけじゃ生きていけないのよ。だから肉体的にも精神的にも限界寸前。
確か男か女か分からん誰かがいたはずだが、まぁそんな絶望的な状況で性欲もくそもあったもんじゃないというかそこは夢らしくオミットされていた。
で、栄養が欲しいと嘆いていたら唐突に亀裂から何かが出てきた。


蟲。


逡巡。


遠慮なく食らい尽くす。止め処なく壁から出てくる蟲蟲蟲蟲蟲の数々。
ゴキブリ蛆虫蚯蚓昆虫まぁゲテモノのオンパレード。


それでも栄養源としては悪くは無いので食う食う食う食う食う。
相方と共にひたすら食う。何故なら気がつけば足元に蠢く蟲の数が凄い事になってきているし。
よって腹が一杯になろうと食わなくちゃならない。当然だが調理する道具なんてありゃしないから生きたまま食らう。
口の中で殻とかその他諸々がゴリゴリ言う食感とかまだ生きているんだなとか考えながらやっぱり食らい続けていたら目が覚めた。
味がね、何かリアルに思い出すのよ。何なんだよって。
そんな一日。