Pixivで

基本的に携帯からでも見れるように調整しているんだ。
んで、仕事帰り、電車を待っている間に日課となっているこのサイトも見ながら時間を潰していると。
何故かデイリーランキングの中にあるイラストのタイトルに見知った名前が。
それを見て。
テンション上がったので即行でその気持ちをしたためた。
その気持ちとは、今回の一つ目のネタの第一声です。
では、詳細は見てもらっておいて、いつも通り前回の拍手を。
【桐条グループの辞書に前置きという言葉は無い】

美鶴:突然だがこの地域を襲った寒波の影響で雪が積もった。
明彦:おかげで朝起きてから早速雪かきを強いられるとは。
完二:そう言わないでくださいよ先輩。うちらの地域じゃいつもの光景ですから。
美鶴:そこで、積もった雪を使って雪合戦をしようと思う。
陽介:またえらくベタだな。
コロマル:ワン!
アイギス:まずは表通りを駆け回っていいか、だそうです。
美鶴:車に気をつけるんだぞ。
メティス:あ、私もー。
千枝:何と言うか、本当に純粋だよね、あの子。
優也:この爛れた寮の中で唯一の良心だな。
天田:僕の存在も爛れてるんですか!?
全員:うん。
天田:全員納得しないでください!


【早速戻ってきた】

メティス:姉ぇさぁぁぁん!!
アイギス:ど、どうしたの?
メティス:外に出てすぐに転んだら鼻が冷たくてつーんとするのぉぉ!
風花:軟膏でも塗れば大丈夫でしょうか?
ゆかり:多分大丈夫でしょ。
慎哉:それにしても、メティスといいアイギスといい、どうやって痛覚まで再現されるんだ?
アイギス:何ででしょうね?
メティス:よく分かんない。
美鶴:実はな、外国人の研究者の娘がそれぞれ二人が作られた日に亡くなっている。
直斗:それがどうかしたんですか?
美鶴:そして顔のパーツとして、病で倒れた娘達の顔の生側を剥いでアイギス、メティスの顔のパーツに繋げたとされる。元は人間のものだから痛覚まで伝わるのだろう。
順平:……いや、それ嘘ッスよね?
美鶴:冗談だ。
雪子:な、なんだ……。
美鶴:だといいがな。事実、彼女によく似た娘達が、二人が製造された日に亡くなったのも事実だ。
全員:……。


【という事は】

優也:何で顔の皮だけ剥ぐ必要があったんだ?
慎哉:いやそもそもお前はそれ前提に言っているが、都市伝説レベルの信憑性じゃないか。
優也:うむ、顔だけとは言わずとも肢体の皮とか剥げば端から見れば人間一色じゃないか。
慎哉:だろうな。
優也:しかし。
慎哉:ん?
優也:体、躰、身体、肢体。全部『からだ』って読み方なのに最後だけえらく卑猥な様に見える。
慎哉:なんでだろうな?
優也:その意味を知っているのはお前じゃないのか?
慎哉:……どういう意味だ。
優也:さてな。


【早速活動部と特捜部で戦うよ】

慎哉:異議あり、人数的な観点から明らかにこちらの方が不利がある。
優也:確かに。いくらなんでもそれは可哀想だと思う。
美鶴:では誰を引き抜きたいか? 当然だがリーダーである鳴海がそちらに向かう事は無理だろう。
りせ:どうする?
千枝:出来れば戦力になる人の方が良いよね?
陽介:となると荒垣先輩か? パワーはダンチだぞ。
慎哉:いや、荒垣先輩にると約三名――具体的には二名と一匹に対して常に精神コマンド『てかげん』が発動される。
クマ:精神コマンド言うなクマ。
完二:じゃあ順平先輩辺り?
慎哉:全員から容赦なく総攻撃受けるだろうから却下。
順平:聞こえてっぞ!


【結局無難な所で孝二とメティス】

孝二:( `・ω・´)
メティス:日頃の恨み辛みを晴らす時が来た、だって。
慎哉:とにかく今は出来るだけ雪玉を作っておこう。
完二:ういッス。
陽介:やっぱここは男共と里中が前衛か?
千枝:あたしフォワードなの!?
全員:何を今更?
慎哉:ちなみに雪合戦の正式ルールを説明すると、フォワード四人のバックス三人が基本とされるが、人数が多いのである程度グダグダで行くぞ。
雪子:じゃあ、私達は後ろで雪を作っているね。
直斗:僕はやはり狙撃でしょうか?
りせ:じゃあ私は雪子先輩と一緒に雪を作ろうかな。
クマ:クマは〜、寒いからみんなの肢体を暖める係なの〜。性的な意味で。
慎哉:働け。そして死ね。
クマ:直球クマ!?
陽介:扶養家族の分際で。
メティス:なんだかこっちの皆の役割が分かったような。


【日本雪合戦連盟は実在の組織】

美鶴:フレスコが1400年に描いた絵画の中で既に存在していた雪合戦は、今となっては世界的に認められたスポーツだ。
順平:スポーツっても遊びに近いッスよね。
明彦:まったくだ。ちなみに飛んできた雪玉を殴り飛ばして構わんか?
美鶴:反射神経で出来れば構わないが、その後の事を考えているか?
明彦:なに?
風花:粉砕された雪が顔にかかっちゃいますね。
優也:白い物が顔にかかるなんてなんて卑猥な。
荒垣:死ね。
優也:直球!?
ゆかり:バカでしょ……。
天田:あの、僕はフォワードとバックスどちらをやればいいでしょうか?
アイギス:それと美鶴さん、私に渡したこれは一体?
美鶴:天田はバックスを頼む。コロマルはかく乱だ。
コロマル:ワン!
美鶴:それと、アイギスに渡した物は対雪合戦仕様の武装だ。
優也:もう相手を負かす前提の元やってますね。
明彦:やるからには勝つ、当たり前の話だ。


【試合開始早々】

アイギス:全弾発射します。
特捜部+メティス:ちょ!?
美鶴:桐条グループが開発した対人間用掃討兵器寒冷地仕様だ。
優也:早い話が雪玉マシンガン。
完二:アブねぇ!
りせ:完二ぃ!
完二:へっ、やっぱ俺って不可能を可能に……うぉぉぉぉ!
優也:○ゥさぁぁぁん!
風花:完二君、アウトー。
陽介:どうする相棒!?
慎哉:正直ここでクマを囮にしたいのは山々だが……先程の発言の責任の意味で。
クマ:酷いクマよセンセイ!?
陽介:当たり前だっつーの! むしろ、囮になればさっきの発言を撤回してくれるかも知れないぞ!
クマ:わ、分かったクマ! クマ、一生懸命頑張るクマ! ぬぉぉぉぉブベラァ!!
風花:クマさん、アウトー。
慎哉:だからと言って許すと言ってないがな。
クマ:(゚д゚)
陽介:こっちみんな。
直斗:無駄死にですね。
雪子:仕方ないよ、クマさんだし。
クマ:……ユキチャン、やっぱりクマの事キライクマ?


【特捜部は高い所へ隠れた】

順平:何とかと煙は高い所が好きって奴だな!
優也:じゃあ順平も好きなんだな!
順平:……いや、そこでそれは無いだろ。
優也:!? 下がれ順平!
順平:へ? ってうぉぉぉぉぉ!!
優也:テレッテェェェェ!!
風花:順平君、埋もれちゃいましたね、アウトー。
優也:まさかクレイモア(指向性散弾地雷)を仕掛けるとは……。
孝二:( `・ω・´)
メティス:一発一発が手製の特注品だ…ありがたく持ってけ! だって。
優也:当たり前だろ。
荒垣:てか、雪玉でどうやって地雷が出来るんだよ?
ゆかり:それ以前に特注も何もあったもんじゃないでしょ。


クレイモア炸裂しすぎて】

全員:……。
メティス:みんな埋まっちゃったね。
孝二:(´・ω・`)
メティス:ごめん、暴発しただって。
孝二:(´・ω・`)
メティス:やぁ、ようこそバーボンハウスへ。この以下略だって。
孝二:ヽ(`Д´)ノ
メティス:うん、似てるけど違うね。


【全員霜焼け

慎哉:さすがに寒かったな。
雪子:うん、面白かったけど。
慎哉:それは何よりだ。企画を提案した甲斐があった。
雪子:どういう事?
慎哉:前に。
雪子:……。
慎哉:雪が嫌いだって言っていたから。
雪子:……うん。
慎哉:だから、好きになってもらいたかった。
雪子:大丈夫だよ。
慎哉:何故だ?
雪子:溶けてしまうから嫌いだったけど、あなたが溶かしてくれるから大丈夫。
慎哉:そうか。
雪子:心も溶かされちゃったみたいだからね。
慎哉:……それは、何よりだな。