結局どれが美味しいの?

まだ一ヶ月も先だが、ふとした事で思いだしたこれ。


ボジョレーヌーボー


名前だけなら知っている人が多いだろうが、ワインのアレ。
成人日本人なら誰でも毎年一度は名前を聞くアレだが、アレの評価が実は何気に毎年楽しみにしている。
ここ十五年ほどの評価を見るだけでその理由は分かるだろう。


95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年「50年に1度の出来栄え」
10年「今年は天候が良かった為、昨年並みの仕上がり。爽やかでバランスが良い」 


(゚д゚)
結局どれが一番美味いの?
問題は俺自身も飲んだ事が無いから評価のしようが無いんだけどさ。
それを除外してもこれは酷いと思う、あらゆる意味で。
え、何これ? クイズ?
アレか、水平思考にありがちなクイズか。
例えばこんな感じに。
まずは09年と10年はほぼ同じランクであると仮定する。そうすると、09年の50年に一度という評価が引っかかる。そして更にややこしくするのは03年の100年に一度というフレーズ。
普通に考えたら03年と09年+10年はどれも該当しないように見える。
しかし、03年が100年に一度というのが丁度100年目に当たる時だったとしたら? そうすると、03年よりも前の都市の物は全て03年よりも低いランクになる。
更に09年と10年が衝突しないパターンは、1959〜2009年と2010〜2060年の二回に分けておけば、一応矛盾は無い。
むしろややこしいのが95年と01年、02年だろう。
01年でここ10年で最高と言っているのに、それより上位である筈の02年で10年以内の95年が該当してしまう事だ。


……。
いや、もうマジでこの評価はどうなんだろうか?
少なくとも数字や年月で比較されてない00年や07年、08年は評価としては相対的に低いと感じられる。
問題はそこからなんだよなぁ。
一度マジで計算して取り組んでみたい物だ。