夜勤明けの電車待ちの間に
ふと、5分ほど余っていたので駅中の本屋でもチラッと見ておこうと、色々と物色する事に。
すると、あれ。見た事有る名前が……。
お母さんを僕にください (1) (バーズコミックス スピカコレクション)
- 作者: 新井理恵
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: コミック
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あれ、もしやこの作者って。
やっぱりそうだ。オレのバイブルの作者だ。
- 作者: 新井理恵
- 出版社/メーカー: 小学館
- メディア: コミック
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俺の中でのギャグの基本って何かなって思ったら、これともう一冊で大体構成されている事が分かった。
どっちも少女漫画だったのは何故だろうか。
こう不条理って言うか、少年漫画に無いようなえげつないネタがあったりするから結構好きなんだが。
で、どんな漫画かと言うと。
三十代半ばの独身脱サラ保育園園長が複数の園児の母親と惰性で浮気しつつ、同僚の女性に恋をしていたら、何の因果かその同僚の後押しもあって全く肉体関係の無かった自分の人生の半分くらいしか生きてないシングルマザー(しかし副職の都合上自分より給料は段違いに高い)と偽装結婚をすることになったお話。(当然園児の母親)
あ、ちなみにその同僚は実は成人した息子持ちでした。
そして第二話の冒頭のナレーションが全てを物語っていた。
スーパーでふと横を見たら
侘しく夕飯の買い物をする哀れな枯れた親父が居たけど鏡に映ったオレだった
しかも何
この「自分で作る気マンマン」なカゴの中身
切ねぇ……。
そして何よりも園児の母親たちの陰口とかそういったえげつない所は少女漫画ならでは。
まぁなんてったって。
子どもの目の前で夫と子の悪口を言っても「どうせ子どものいう事だから夫に言ったとしても本気に取られないでしょ」で片付けるママたちのえげつなさが。
心にくる。
グサリとくる。
でも何か面白い。
そのえげつなさがたまに癖になるから困る。
ちなみに電車はギリギリ間に合った。