久方ぶりの

弟からメールがやって来た。
丁度休みの日って事もあり、何があったのかとメールを見てみたら納得した。


弟「ようやく入籍しました」


おめでとさん。
今年の初めには「予定ではバレンタインの時にでも入籍したいんだけど」と言っていたのだ。
それが相手方の家の都合により、あれよあれよと言う間にここまで延び延びになっていたという始末。
何故そうなのかは正直なところ、俺も知らないしオレら側の両親も詳しい話は分からない。
そんなので良いのかと思うが、まぁ諸々あって結局今に至る。


俺「おめでとさん。いつ頃からそういう話が出ていたっけ?」
弟「確か結婚する事を教えたのは正月に実家で揃った時。俺が言う前にお前が当てただろ」
俺「わざわざ兄貴と俺が揃っている時に改まって言う事で、なおかつお前の事って言ったらある程度限られてくるだろ」
弟「確かにそうだったが」
俺「仕事を辞めたとかそういうのは以前あったし、なら付き合って10年位経つ彼女との事くらいしか無いだろ」
弟「職場が無くなって無職になっただけだ。俺が自分から止めたかのように言うなし」
俺「まぁ、それはさておき、ならば何か密林で送ってやろうか? ギフトオプションを付けて予算は一万くらいで」
弟「別に引っ越しとか子供が生まれた訳じゃ無いし今はイラねぇ」
俺「それもそうだな。ならそういう時が起きてからだな」
弟「今は気持ちだけ受け取っておくわ。ありがとな」


正直なところ今、弟が何をしているのかは詳しくは知らない。
しかし元気な事は何よりだ。
今は親父があんな事になってしまったので、正月にはまた帰って詳しい話が聞ければいいのだが。
俺も兄貴も弟も、それぞれが共通の考えがある。


便りが無いのは元気な証拠。


これに尽きるだろう。