第31話『蒼穹〜そら』

北極のコアの中に入った一行を待っていたのは、スフィンクス型のフェストゥムたるイドゥン。
奴を退け、竜宮島のコアと一体化した乙姫の助けを得て、聡士を助ける。
だが、消耗戦のなんたるか、失う事や痛みを知ったイドゥンはそれを受け入れる事が出来ず、全員を消去しようとする。
それをも撃退し、最後にイドゥンは理解した。
無へ戻そうとする事は、裏返って生きている事への喜びである事を。
それを、一騎と真矢の合体攻撃でとどめを刺したと思ったら、一騎をも巻き込んで。
しかし、虚無の空間にいた甲洋と一騎の母によって現実世界へと連れ戻された。


その頃、イディクスではル=コボル本人がようやく到着した。
奴の言葉から、と言うかそれ以前から想像していたが、ル=コボルが憑代としていた存在は、他でもなくアンジェリカの父親。
……しかし、冴えないオッサンってイメージしかないな。


その頃、ダンナーベースではゴオがラビッドシンドロームを発症してしまった。以前マックスが発症したあれね。
ところが、フェストゥムが送ってきた情報の中にラビッドシンドロームと、フェストゥムの同化現象が共通している部分があった模様。
それを応用すれば、治療が出来る可能性があるという物だった。


一方ダリウス軍は壊滅していた。
残る勢力は邪魔大王国とイディクス。そして、カギ爪の男。
後少しとなっていったようだった。