バールのようなもの

リピートアフターミー。


バールのようなもの


ここにおいてのバールのようなものとは、落語の方ではなくその元となった謎の物体に関する事とする。
まぁ、ぶっちゃけた話アンサイクロペディアの項目を見て見もらえば大抵は分かるので、俺なりに考えてみた。
まずこのバールのようなものを考察するに当たってのきっかけは単純。
某ゲーにて新しい公式武器として"バールのようなもの"という武器の種類が出てきた。
うむ、バールではない。バールのようなものである。
一般的なネタキャラが装備するであろうものを公式の武器種類として出てきたのだ。
だがここで問題が出てきた。


・ビジュアルは?
・その他のネーミングパターンは?


等々。
まずはビジュアル。
バールではないのでバールそのままを描けない。バールのようなものを描かなくてはならない。
ちなみにバールが何であるかという根本的な疑問に関しては調べてくれ。端的に言えばてこの原理を利用する道具だから。
極めてバールに近く、これで扉とかを無理矢理何かこじ開けると、必ずあたかもバールでこじ開けたような痕跡が残る不思議な物体。
これをどうやってビジュアルとして表現するのだろうか?
一番ベストなのがバールをモザイク表現する事によってバールのようなものという風にするのだろうが、そんなものは普通認められないだろうし、何よりもそれではバールをモザイクにしただけのものになってしまう。
バールのようなもの、というものを表現するには、結局それをどうやってビジュアルとして表現するかは難しい。
何せ誰も見た事が無いものだから。極めてバールに近いが、バールではない。
だからこそ難しい。そしてそこに一つの浪漫というものを感じるのだろう。


しかしここで困った事。これでバールのようなもののネーミングパターンが存在しない事だ。
例えば、日本刀だったら村正なり正宗なり、銘というものが存在するし、なんとなく厨二臭い名前が存在するだろう。
しかしバールのようなものは下手すればそれ単品で完結してしまう。
バールのようなものに別の名前を付けるとしたら何が良いかと言われると、無理としか答えられない。
ヘルメスドライブ……じゃない、エクスカリバールは違うからな。
なんて事をふと思ってしまったこの頃。
下手すればバールという言葉がゲシュタルト崩壊してしまいそうだ。