A.C.E.R.プレイ日記第11話『エアー・トラップ』

エアー・プラントの内部に囚われたかなめとテッサだったが、オータム・ワンが言うにはこれからウィンターの場所へと連行されるとのことだった。
ウィスパードの能力を使わなければ大丈夫と考え、それまで何とか耐えてみせると言ったのだが……。
止めて! 何か明らかに色々と年齢的な意味でマズい拷問を受けそうなフラグがビンビンに立っているから!
とりあえずアーク・アルファではやっぱりシェリルがグレイスについて事情聴取を受けていた。
もっとも、そこまで参考にならないのだろうが。
当然アルトはシェリルともフラグを立てているので、色々とナイスでボートなフラグが立ちそうな気がしてならない。
そして今度はオータム・ワンとの戦い。
当然だが、オータム・フォーはワンのデッドコピーと呼ばれていた。
フォウ・ムラサメと同じように彼女もまたナンバーを名前にしていたのだ。
次の舞台は空中要塞。ミスリルが内部に突入して二人を助けなくてはならない。
やはりまたウィンターの様子がおかしくなり、イレギュラーが来たらある言葉を言って欲しいと何故か頼んだのだった。


今回は宗介達が救出という事もあり戦闘には参加出来ない。よって他の面子でどうにかしなくてはならない。
前の話である程度の面子を鍛えているので、しかも幸運を持っているC.C.をサポート効果最大に鍛えたので、彼女をサポートにしてウハウハで行くとしよう。
ちなみに今回よりSRT面子にフライトユニットが追加された。
また、クルツがセシルさんにデートをお誘いした時の一言。


「元の世界に戻れましたら謹んでお受けします」


クルツ ← フルメタ
セシル ← ギアス


無理じゃねぇかよw!


とにかく、時間制限内にかなりの敵を撃破しなければならないので、かなり厳しい。
少なくとも自分の機体を見誤ると一気に難易度が跳ね上がる。
そして現れるオータム・ワン。
その言葉の中で、やはりドクター・シキは彼らの創造主だった。
しかしフォーに関しては別の人間からワンのデータを元に造られたうだった。
とは言え、幾ら自分達を元の世界に戻せると言い張っても自分達の目的の為にこの星の人間を虐殺した存在を信じることは出来ない。
という訳で、オータム・ワンが乗るオータムスピリットとの戦いになった。
もっとも、そこまで難易度は高くない。
それよりもその直後、プラントから大量のイコンが現れたことで逆に窮地に陥った。
しかし、アルファートが直撃を受けた時、Vドライブが発動した。


人質がいなかったのでプラントから脱出したSRT含めた全員が――。


オータム・ワンは既に脱出していた。
ウィンター曰く、転移するかどうかの可能性に賭けたのだという。
彼の見解としてはVドライブは単体では並行世界の壁を越えることは出来ないが、特定範囲内の任意の物体を通常転移させられる。
しかもペネトレイターと呼ばれるものより遙かに短い時間でのチャージで。
問題は発動条件。
可能性としてはウィンターが原因か、或いはブリュンヒルデが限界か。
どちらにせよ完全な状態ではない状態でそれなのだ。
そしてまたしてもウィンターの言動や思考の整合性が付かなくなった。
彼に何があるのか、それも分からないままに、オータムは命令を受けるしかなかった。


転移が終わったメンバーには、当然オータム自身に起きたことを確認する。
まず、オータムがまたしてもピンチに陥ったことで断片的な記憶が戻ったこと。
それによると以前にもVドライブを作動させたという事実。
しかし想定外の事態が発生し、その後でメンバーがこちらに転移してきたのだ。
即ち、オータムが原因でこちらの世界に飛んだという事がほぼ確定となった。


問題はそれにより仲間の中で意見が真っ二つに分かれたことだ。
不自然な点は多かった。
アーク・アルファのメイン・サーキットはオータム・フォーに強制アクセスする機能を持っていながら、何故彼女の記憶が戻らないのか、何故断片的にしか戻らないのか。
可能性としてはゼロが以前言った通り、知られては困るものがあるから、というもの。
問題はメイン・サーキットがそれが何であるのかを知らせないまま、メンバーを利用していること。
つまり、現状としてオータムを信じるか、信じないか。
ゼロのようにアーク・アルファのブラックボックスを調べる必要があるというもの、が。
しかし今の状況でそれをして戦力が削がれることなどのデメリットも多い。
そこで、まずはこの世界にも何故か存在している軌道エレベーターと思われるものが近くにあることが判明したので、調べることが決定した。


部隊を二つに分けて。


一つは軌道エレベーターを使い、マクロス・クォーターに乗って単艦で大気圏外への離脱を試みる。
一つはアヴァロンとアーク・アルファに乗って軌道エレベーターを目指して機動部隊を送り込むこと。
クォーターにはリミ・エンドのリスクが。アヴァロンとアルファ・アークには敵の待ち伏せと閉鎖空間での戦闘というリスクがある。
それに伴い前者は空戦能力に秀でた機体を中心に構成される。
具体的にはアクエリオン、スカル小隊、オーガス達、KMF部隊。残りはアヴァロンとアルファ・アークに。ガンダム、SRT、オーバーマン、OG。そしてアルファート。


そんな状態でルートが二つに分かれましたとさ。