選択の余地

俺は自分の事をお世辞にもあまり人付き合いの良い方だとは思ってない。
良ければ最低限ネットを介さない友人がいるはずだろうし。
しかしまぁ、昨日の仕事中に会社の先輩から妙なことを言われた。


お前は良くも悪くも誰にも話しかけるよな。

という事を。
例として相手が明らかに機嫌が悪かったりしていても、それで理不尽に怒られる可能性が高かろうとも、そんな事はお構いなしにという具合に。
他には相手が明らかに俺に良い感情を持ってないと誰が見ても解るのにという具合に。
俺はその場ではとりあえずそうですかねと曖昧に言葉を濁したんだが、ずっと考えていた。


何を言っているのか理解できなかった。


ぶっちゃけるとそんな事は百も承知済みだったりする。
しかしながら俺からすれば仕事に機嫌とか感情とか、そういうのは不要だと考えてる。
もちろんそれを使わなくてはならない仕事なら別だが、生憎俺の仕事はそんなものは無くても問題はない。
確かに俺だって人間だから仕事とは関係ないところで機嫌が悪くなる事もある。たまにある無性に胸糞悪くなる時とか。
その場合は予め面倒が起きないように機嫌が悪いから最低限の事以外話しかけないでくれと言っているが。
で、話を本題にすると、仕事に支障が出るほど機嫌が悪かったり感情が云々とか、そういうのがあるくらいなら要らないんじゃないかと。
有り体に言えば割り切っている。或いは意図的に空気を読んでない。
まぁ、そもそもその機嫌が悪いとか良い感情を持ってない人ってのが上司だからってのもあるが。
俺からすれば相手が上の立場の人だから、報告とかしなくてはならない時もある。
言わば相手を選べない時がある。
そんな時に嫌いだから話しかけないとか機嫌が悪いから怒ったり怒られたりするのは、それは仕事に支障が出るだろうと。
だから基本的に何の感情も持たないようにしている。
それが間違っているかどうかはこの際置いておくが、少なくとも共感は難しいだろう。
言っている事はマトモかも知れないが実行に移しづらいだろうし、それで仕事が楽しいのかと聞かれたら逆に困る。
え、仕事に楽しいも何もあるのかと。
楽しいとか楽しくないとか。そんな事も考えてない。


改めて言おう。俺は仕事に対して何の感情も持ってない。


そこにはプラスもマイナスも存在しない。
そもそもマイナスを持っていたら辞めるなり何なり行動に移すだろうし。
やっぱり共感は得られないと思う。
ほぼ機械同然の状態なのは否定しないしね。