Lプレイ日記第37話『鋼鉄の華』

絵美が死んだ事で正気を失った浩一は一人マサキと対峙する。
しかし、マキナ殺しとされたラインバレルの力も解析されており、浩一の攻撃も易々と避けられてしまう。
そしてゴメン宗実さん。やっぱり仲間に出来なかったよ。
ちょ、ネイキッド倒したと思ったら何だかとてつもなくでかいマキナが現れたんですけど!?
セントラル本体が現れ、ラインバレルにトドメを刺そうとする。


矢島「浩一ぃぃぃっ!」


二度も死ぬのはゴメンだぜ! 正にその通りだ。
絵美を守れなかった事は、かつてゴオちんがミラを守れなかったように、絵美は自分を失って浩一が暴れ回るだけの戦いをして欲しかったのかどうか、それは誰でもなく浩一自身が知っていた。
その最中、浩一は白昼夢を見た。
絵美が死んでまで自分を叱ってくれた夢を。
皆に励まされ、セントラルとの最期の決着を付けに行く浩一。仲間が、早瀬軍団のメンバーが、クラスメイトが、後輩が、JUDAの皆が彼を助けてくれた。
ああ、こんなにも浩一は周りの皆に助けられて戦っているのか……。


最終的にセントラルを撃破したものの、奴が爆破した影響で二つの世界は酷く不安定になってしまった。
それを解決するには、どうしてもラインバレルの力が必要だった。
森次は浩一の決意を聞き、ファイナルフェイズの承認をする。
全てのマキナのエネルギーを収束させ、ラインバレルに送り込むというJUDA緊急プログラム。
これを使えばファクターの命は保障出来ない。そんな危険な作戦。
だけど、森次が、美海が、矢島が、シズナとイズナが、山本が。皆が首を縦に振った。
……この中に仲間になれば宗実さんも入っていたんだけどね! 畜生!
このファイナルフェイズを発生させるまでの間、皆は待っているしかできなかった。
そう思っていたら暴走したセントラルのマキナが襲いかかってきた。


LOTUSのやることはただ一つ。


4分間彼ら6人を守れ!
そう言ったものの、エネルギーの出力が後一歩だけ足りなかった。
足りなかったんだよ……!
でも……。


誰も乗ってないのに、一機だけエネルギーをくれた機体があった。
タリスマン。死んだ筈の宗実が乗っていたマキナからエネルギーが、ファクターが死んだ筈なのにエネルギーがラインバレルに送られてきた。
アンタって人は……。


更なる重力波がJUDA達を襲う。ファイナル・フェイズを完成させる直前だったのに。
それを食い止めてくれたのも、また仲間達。
EVA三機がA.T.フィールドで耐えきれる保証がないのに、彼らの前に立った。
御崎中学にいた時のシンジは苛められていたのに、いつも浩一が助けてくれた。


だから!


シンジさん……!
くそっ……合体攻撃の時さぁ……タリスマンが動いているんだよ……パイロットいないのにさ……。
これ、反則だろ……。


こうして、次元の穴は閉ざされた。浩一と絵美を取り込んだまま……。
次元の狭間には、彼らを助けようとしているのか、謎のマキナがいた。
どこかラインバレルに似た、けれどもどこか違うマキナ。
その正体はアニメのWikiにも書いてあるが、この原作の元となった話でのマキナだった。
Wikiより抜粋。

マキナ(MACHINA)
【全長:23m / 頭頂高:19.1m / 重量:53.92t / 機体色:白 / 意匠:右一つ巴 】
テレビアニメ版最終話に登場。ラインバレルが、次元転移坑道の中ですれ違った機体。
鉄のラインバレル』の原型でもある作品『鋼鉄の華』の主役メカであり、『鋼鉄の華』版の早瀬浩一と城崎絵美が搭乗している。
デザインの特徴は鼻や口があること。ラインバレルのデザインの基になったメカでもある。


と言う具合に。
だから、ちゃんと鋼鉄の華版の浩一と絵美も出てきた。
彼らがこれからあるべき未来を導く為、元いた世界に送り届けてくれたのだった……。