第二次Z第37話『雄々しく……そして、美しく』

どうにか合流出来たZEXIS。こちらでは三兄弟の内二人がテレビの尺の都合アッサリ死んだのに対し、ユフィによるイレブン虐殺について軽く聞くことが出来た。
とは言え、虐殺の真相はC.C.の心境の中で語られているので、詳しい話は誰も知らないのだが。
と言うのもゼロの絶対遵守のギアスが暴走し、彼女にかかった挙句、冗談で言った日本人の虐殺を本当に実行してしまった、と言うのが真相。
唯一の救いが、万丈の誘導で被害が最小限に抑えられたことなのだろう。
何とも呆れてしまうような話だが、ルルーシュ本人としては後悔はあるが、ゼロとしてはその事実すら利用しなければならないことになっていた。
他にはヘテロダインの襲撃や機械獣軍団による日本同時攻撃作戦もあったが、マジンガーによるジェットスクランダーによってどうにななりましたとさ。
しかし、ゲッターチームは早乙女博士の娘を事故で失ってしまった。新型のゲッターロボのテスト中の事故で、その結果、早乙女博士は世界を破壊すると宣言する。
そんなこともあって、今はZEXISの上のメンバーでの話し合いとなっていた。
ちなみにGNアームズも届きました。
三大国家が正式に同盟を締結したことで、パッと見は問題は無さそうに見えるが、問題は新たに出来た国連軍の面子が私兵になる可能性だ。
それでも、いきなりZEXISを潰すような行動は、流石に世界の目があるから出来そうにない。
ならば、今は他の人類以外の敵を中心に戦うしか無かった。


ところが、そんな最中、龍牙島にお客様がやって来る。しかもやって来たのはランカ、シェリル、エイーダ達だった。
恋する乙女は無敵です。何とも解りやすい答えです。
まぁ、実際には彼女のバックを使ったのだろうが。
そんな応接室に、部屋を間違えたニアが現れると、妙な出来事が発生した。
ニアがランカが唯一知っていた歌、アイモを知っていたのだ。それもロージェノムが教えてくれたという事実。
その不可解な記号は、グレイスですら原因は掴めなかった。


とまぁ、そんなことで二人を乗せて空を飛ぶことになったアルト。どっちの歌をリクエストするかで悩んだが、とりあえず前回の都合上シェリルの歌をリクエスト。
エイーダはどうやってこの島にも来れたのか疑問に思っていると、獣人達が襲いかかってくる。
更にはまたしてもインベーダー。何故か狙われるランカとシェリルだったが、そこに駆けつけてきたR−ダイガンによって庇われる。
負傷した所を更に現れた別のアンノウンによって、窮地に陥るエイーダ。
しかし、彼女の心意気を買ったファイナルダンクーガが手助けをしてくれた。
もっとも、エイーダは戦闘が終了するとどこかへ行ってしまったが……。


その後、エイーダは元の場所に戻っていった。
既に彼女達への刺客もやって来ている中、まさかのこの男が助けてくれた。


サンドマン「貴様達に名乗る名前など無い…!」


中の人違うじゃねぇかw
とにかく、獣戦機隊が合流したことで、改めてダンクーガとの関係性について語ってくれた。
やはり彼らは時空震動によって巻き込まれた存在。丁度獣戦機隊が来たタイミングは、ムゲ帝国との最終決戦直後だった。
治療の為に数年間眠っててもらい、来るべきこちらの世界にも来るかも知れないムゲ帝国やその他異星人との戦いに向け、新たなダンクーガを作り上げた。
そして、何故ダンクーガノヴァが負けてる側の戦場に味方する必要があったかというと、真の目的の為。
ダンクーガノヴァには様々な生物のライフデータが保管されている。不測の事態に備え、万が一の時はそのデータを元に生物を再生させる為だ。
ところが、その中で最も複雑な存在――人類の記録だけは不完全だった。
そのサンプルとして、様々なデータとしてパイロットにし、ノヴァ本体に地球を代表する生命体としての行動パターンを学習させる為。
更に戦闘ロボットである理由は、人類を守る為に敢えて不利な状況に置かなくてはならなかった。だから弱い陣営に手を貸していた。
要するに、負けた時のことを前提としたロボットだった。
勿論そんな考えに賛同する獣戦機隊ではないし、ZEXISも同様だった。
ドラゴンズハイブが保有するダンクーガ二機はZEXISに置かれる事になったのだった。


一方ブリタニア・ユニオンでは、謎の協力者から手に入れた太陽炉、GNドライブを使い、新たな機体を創ろうとしていた。
それでも、ゼクスのようなOZはMSがあるし、ブリタニア本国はKMFがある。
それでも10基ずつ管理されたGNドライブの内、一基を使ってグラハムは新たなフラッグを創ろうとしていたのだった。