デビルサバイバー2プレイ日記第16回目『決別の金曜日』その1

朝っぱらからダイチとイオがやって来て、やはり話の内容は昨日の件から。
あれから他の人達にもヤマトの件が伝わったのか、ロナウドはジプスを倒すと宣言していた。
さて、そうなると最初から一緒にいたこの三人は、これからどうするかを考えるようになった。
もしかしたら、自分達がヤマトやロナウドのように主義や主張を宣言する立場になるかも知れない。
そう考えると、今までのように他人事のように思えなくなりつつあった。


そんな中、アイリのお父さんと話しつつ、周りの人間の様子を見ていると、ヤマトから妙な案件を頼まれた。
自分向きではない案件との事だが、実際に行ってみて理解した。


ビリケンさんや……。


ビリケンさんが悪魔を襲ってマッカを奪っておる……。
大阪のあの有名なビリケンさんが悪魔を恐喝し、持ってたら殺して奪い、持ってなかったらとりあえず殺すをやっておる……。
なんちゅうこっちゃ……。
そんなビリケンさんをシバいてマッカも奪い返した一行がいたそうな。
その後も、憂う者と話したりしつつ、東京へ戻ってみると、ロナウドが名古屋支局を襲撃した時に見つけた都庁の設計図があった。
彼はここの設計にヤマトの一族が絡んでいる事を知ると、都庁の地下に向かった。


そこにあったのは巨大な方陣
おそらくここにある方陣は何かを召喚する為に使う物。それが何であるか分からない以上、今は何の為にあるのか分からない以上、下手に手出しを出来なかった。
代わりに池袋で唐突にセプテントリオンが現れていた。


セプテントリオン:ミザール


攻撃すると分裂する特性を持ち、更に分裂したものは巨大化する傾向にある。
問題点は分裂・成長速度が遙かに高い為、小型を全滅させる頃には新たな小型の軍が存在し、大型を攻撃している間にはこちらの手に負えないレベルの小型が成長してしまう事。
計算上1日もあれば人間では手に負えなくなる。
何か手は無いかと、都庁にある方陣についてフミに聞いてみると、もしかしたらこれが何か関係している可能性がある事。
ただしフミは口止めされている為、ヤマトに直接聞いてみる事にした。


そこでヤマトに直接聞いてみると、都庁の方陣は龍脈を制する為のもの。使用すれば三都市の結界は消滅してしまう。
ただし、無に帰すまでには多少の猶予があるのだ。
イムリミットを作るか、ミザールを倒せないかのどちらか。持って三日、悪ければ一日程度。
当然これにも相反する主張があり、それに伴う世界の主義もあるが、今はミザールをどうするか。


答えは決まってしまった。


ミザールを撃破する為に、新宿の方陣を解放する為に、東京、大阪、名古屋にあるタワーの楔を引き抜き、都庁の方陣を使う。
龍脈を具現化させ、その為にはどうしても悪魔の力が必要になった。
ところが、昨日アリオトを撃墜する際に東京タワーの電源を切った事が引っかかった。
今回必要となる結界の中にいる悪魔にも多少ダメージが来た影響で、概念――この世界に姿を現せなくなった。
その為には誰かが依り代とならなければならない。
その敵性を持っている人間は、この前の健康診断の結果を見れば明らかになるようだ。
今回もまた、東京、大阪、名古屋の三箇所に別れ、楔を引き抜く作戦に出た。
東京に向かった主人公、ダイチ、イオ、ジョー、マコトは、富士火口にあるターミナルにいた。
そこにあるクサビの装置を操作して、悪魔が多発する中強行突破したのだが……。


富士山噴火しやがった。


こうしてタイムリミットを作ったメンバーは、この数日以内に世界をどうにかしなければならなくなった。
そして今度は龍脈を龍に変える事。その為には方陣を起動させる悪魔を復活させなくてはならなかった。
健康診断のデータから依り代として相応しかったのは……。
当然そこにはミザールを撃破しなければならないという道がある為、ヤマトも自分個人の感情は全て除外して選んでいた。


その人物がイオだと言う事を除けば……。