飲み会? それに近い

今日は仕事帰りに会社の先輩達と飲みに出かけたんだ。
場所は競馬場。名目は俺がこの前受かった国家資格合格祝い。


……?


意味が分からないと思うが本当の話。合格祝いで何故競馬なのかは正直俺もよく分からん。
だがそんな事は些細な事とし、初の競馬場ですよ。
もっとも、今日は平日だし中央競馬とかじゃなくて職場から一時間以内の所にある地方競馬場
そこで適当に席を取って、駅前のスーパーで酒とつまみを買って競馬場へレッツゴー。
初の競馬場はかなり新鮮で、それは伝聞だけでは絶対に味わえないだろう。
あらゆる意味で。
良い意味でも悪い意味でもこの新鮮さは只感じるだけでは勿体ないなと思えた。
結果? 千円ほど軽く賭けて全滅だよ。


そういや何故ビギナーズラックという物が存在するのか。
例えば他者が絡む要素を持つ賭け事――麻雀なんかは、相手が初心者だからと手を抜いていたなどが絡むかも知れない。天保が上がったのなら話は別だが。
しかし、個人の要素しか存在しない賭け事でもビギナーズラックがあると言われている。
何故か?
まず始めに、結論から言えば俺はビギナーズラックは信じてない。もっと言えば運が良い悪いという概念が理解出来ない。
仮にビギナーズラックが本当に存在するとして、初心者に対してビギナーズラックが発動する割合はどれ位だろうか?
そんなもの統計を取れる訳が無いから分かりようがない。
そしてそのビギナーズラックは、所詮上級者がやってもあまり話題にならない。
この『話題』がビギナーズラックが存在するとされる要因になるのではと勝手に考えている。
初心者が競馬で大穴を当てた、上級者が競馬で大穴を当てた。
どちらが凄いと思い、記憶に残りやすいだろうか?
答えは前者だろう。
話題になり記憶に残りやすいからこそ、ビギナーズラックという概念が生まれる。
冷静に考えて初心者の数など腐るほどいる訳で、その中で凄い結果が出る割合などどれ位だろうか?
10%〜20%とかならまだその概念として確立されるべきだろう。
しかし実際にはそんな高い訳無い。
だけど話題になって印象に残るから、さもそういう概念が存在すると思われている。
だからこそ俺はビギナーズラックという概念は、例え自分が初心者だったのにバカ当りしたとしても信じはしない。
所詮はそんなものなんだよな。