以前延期したと聞いたのは発売日当日だった瞬間

ドリフターズ 2 (ヤングキングコミックス)

ドリフターズ 2 (ヤングキングコミックス)

中身を結構ネタバレしたので自重も兼ねて。
チクショウ、相変わらずすぎるぞw
なんだこの漫画、なんだこの漫画。
ようやっと173Pを見て黒王様が誰なのか見当が付いてしまった俺が観察力がまだまだ足りないと分かった。
この人物、掌に穴が空いた形跡があるんだよね。
ああ、確かにこの人が想像通りなら人を救うって言っても何らおかしくないし、拒絶されたって言っても納得出来るし、無花果が実る前云々も調べれば出てくるなぁ。
と、納得した所で、新たにドリフも廃棄物も出てきたり名前が判明したりした人が増えた。
ラスプーチンはまだ分かっていたが、ジャンヌに付き従うジル・ド・レイや山口多聞少将がちゃんと出てきたりと、後者はこれから誰と絡むのか凄い気になる。
一方でいつも通りの豊久、信長、与一の三人は順調に勢力を拡大していきます。
味方に引き込んだエルフを使って敵の死体はちゃんと草土と糞便と混ぜ合わせて硝石になるようにしたり、敵から掻っ払った武具で変装して代官を襲撃して皆殺しにします。
第六天魔王様による猿でも分かる騎馬衆殺し講座が開催されたり、やりたい放題。
一番凄いのが連中は限られた戦力や物資を有効活用して、自分達の世界や時代の戦略を中世ヨーロッパ風の世界で利用している事だろう。
自分達の村を捨てる時に井戸を使えなくさせ、討伐隊をそこに集めて糞便を付けた矢で放って破傷風にさせたりと、えげつないながらも納得出来る手段だった。
なんだこの漫画は。なんだこの漫画。
しかも今彼らが攻め入っている国は60年前にこちらの世界に来たヒットラーが建国したと来たか。
もう誰が来てもおかしくないし、誰が来るか楽しみな漫画だわ。


相変わらずの楽屋裏の部分だが。
黒王様が御乱心なさってジルドレをロリペドショタリョナ鬼畜と表現したりする辺りクソ笑ったwww
原典――てか、歴史を知ればそう表現するのも何となく分かるような分からないような気がするが。
歩く青少年条例違反とか酷い言われすぎるw
でも、それ故にこの漫画は緩急が激しくて好きなんだがなぁ。
こういう浮き沈みって結構大事だもんねぇ。
ちなみにカバー裏の候補者もクソ笑ったが。
何故サンテグジュペリを選んだし。
何故巨人と評される豊臣秀頼を選んだし。
何故エルビス・プレスリーを選んだし。
何故インディアナポリス号を選んだし。多聞少将と戦えというのか。
ツッコミ所が多すぎてつっこむ気力が起きなくなるこの漫画の続編よ早く来い。