第二次Z再世編第54話『絶望の世界』

かつてズールに飛ばされた世界同様の場所に飛ばされたZEXISは、ゲシュタルトと対峙する。
奴は地球を救ったのだと断言する。
何故なら跳ばされたのは陰月も同様なのだから。
残念ながらアイムはこちらの世界に飛ばされてなかった。
ただし、カテドラル・ラセンガンはいたので、ある意味周囲の影響の無い中、アンチスパイラルと戦う事になった。


アンチスパイラルは、ニアは言う。
もしもシモンのような人間がインベーダーと同じ道を歩めば見逃していたのに。
アレは進化では無い、単なる獣。
故に、進化し続ける人間は対処される。
しかし、竜馬は感知した。


真ドラゴンが、バルゴラ・グローリーが、ガンレオンがやって来た。
復活した號。そして、トライアのZONEブレイカーで彼女たちも助けられていたのだ。
ちなみにこの真ゲッタードラゴン、戦艦です。


( ´゚д゚`)エー


しかも変形出来ません。


( ´゚д゚`)エー



カテドラル・ラセンガンを撃破するも、ニアに逃げられる。
そこに、ゲシュタルト――ズールと復活したムゲが襲いかかる。
詩の世界の前にはムゲ帝王が生き返った事など些事である。


彼らの真の目的は、次元力――オリジン・ローを手に入れる事。
その為に鍵となるスフィアと地球を手に入れる事。
例えば機動兵器の原動力にすることも可能。
例えば、次元獣になったエスターを人間に戻すことも可能。
銀河の覇者が持つに相応しいそれを手に入れようとするのは自然なことだった。
12の鍵も、インサラウムZONEやDエクストラクターも、オリジン・ローを引き出すシステムである。
オリジン・ローは森羅万象、あらゆる物質に内蔵している。その最も大きな塊が銀河の星々。
詩の世界の絶望に挫けそうになるZEXISのメンバーだったが、死んだと思われたあの男が現れる。


マーグ。タケルの兄。
いや、死んだからこそこの次元にいることが出来たのだ。
彼らに殺された魂も、この世界にいる。
マーグはそれを奮起させ、絶望の淵からZEXISを救い出す。
ちなみにここはダンクーガが強制出撃じゃ無いのであっさりとムゲも倒れます。


そして不動明王様による処刑タイムです。


何気にロゼさん堂々と告白してくれてます。
リア充処刑しろ。


ば、バカなッ!
パワーアップしたゴッドマーズが動くぞ!!
ズールも完全に消滅したことで、ここから脱出しようと思いました。


けれども、カテドラル・ラセンガンがまた動き出しました。
やはり最優先で撃破すべき存在はZEXISのようです。
グレンラガンでカテドラルの内部に入り、直接入り込んだ。


中にいたのは、アンチ・グレンラガン


……あれ、確かグレンラガンって超銀河サイズの殴り合いだった覚えがあるが。
まぁ、とにかく。
アンチスパイラルはこの次元からいなくなった。
例え絶望がこの先に待ち受けようと、シモンはその度に貫く。
天を貫くドリルの心は健在だ。
けれども、ニアは戻ってない。
それに、彼女はまだシモンが贈った指輪をしていた。
ここで彼女を殺すことが、アンチスパイラルが残した最大の罠だった。
だから、それを止めるために彼女は乗っ取られながらも、言葉無きSOSを送り続けていた。


ならシモンがやることは一つ!


こうして、陰月は消滅した。
カテドラル・ラセンガンとなった陰月は、次元の狭間に残ったままだった。


ところが、ニアを助け出して興奮冷めやらぬメンバーの前に、このルートの再世編では初めてのオズマ隊長と、2話以来久々になるルカが駆けつけてくる。
フロンティア船団がランカもいない中、バジュラ女王の討伐に向かっていたのだった。


どうやら、トライア所長はZONEブレイカーを完成させてくれた。
今度は誰かが犠牲になることも無かった。
だから、カルロスがいた事を忘れないことが、クロウ達に出来ることだった。


ランド「そうそう、クロウ。キツネの姐さんから、お前宛に手紙を預かってるぜ」
クロウ「随分と古風な伝達手段だな」
メール「もしかしてラブレター?」
クロウ「そうだったら、どんなにいい事か…」
エスター「ええええええっ!?」
マルグリット「お前…あの方に懸想していたのか!?」


まぁ、そういう反応になりますよね。
そして続き。


クロウ「そうじゃねえよ! 見ろ!」


 ―クロウ・ブルースト殿―
 ==残借金額 1,450,000G也==


殆ど減ってません。
この場にいたオリジナルキャラ全員から同情されました。
そしてキノコ三島はやっぱりキノコと呼ばれてました。


そして、シモンとロシウは話し合っていた。
ロシウのいた村は、口減らしのためにロシウやギミーとダリーを地上へと送っていた。
その頃のロシウにとって生きると言うことは、誰かを犠牲にすることで成り立っていた。
けれど、今回までで自分がやって来たことは、それ以上の沢山の人の命を犠牲にしようとしていた。
カミナシティにいない人は地下シェルターに潜っていたが、当然陰月が落ちていたらそれでは助からないことも知っていた。
だから……。


シモン「歯ぁ食いしばれぇぇぇぇぇぇっ!!」


シモンも幼い頃は間違えたら殴られていた。
自分で自分を罰する必要なんか無い。
ただ、それだけだった。
間違えたら一歩でもあがいてみて、前に進んでみる。
そしたら、どうにでもなるのだから。
そうやって大グレン団は和解し、バジュラの巣にまで行くのでした。