第2次OGプレイ日記第53話『封印の予兆』

どうやらバラルはバラルで何か企んでいるようだが、今はそんな事はどうでもいい。
クリフの観点から、どうやらファービュラリスとストゥディウムは、それぞれ魔装機神に近いようだ。
どちらにせよ、地球の人型機動兵器と似た概念を持ちつつ、独自のシステムをユウした機体という意味では間違ってない。
もっとも、コンターギオのウェイオラーケイムみたいに生体兵器そのものっぽいのもあるから、例外もあるが。
まぁ、コンタの方はむしろアインストに近いが。
となると、誰か人間の知識や心象が元にならなければならない。
その人間で該当しそうなのなんて……。
ちなみにレース・アルカーナとシュンパティアに近い機能があったが、二人のシュンパティアは破損していた。
そのおかげで破滅の王の支配を受けないのだが、ウェントスは送信の為に必要だったとしても、グラキエースの方にもあった理由はよく分からなかった。


それにしても、もしかしてリムのどちらかってシュンパティアを通じて精神が増えたことを考えると……。


ちなみにグラキエースだと長ったらしいから、呼ばれ慣れているラキと呼ぶことに決まりました。
一方、アリエイルさんも何か嫌な予兆が身体に起きつつあったようだ。
イルイはイルイでまた覚えてないけど何か懐かしい夢を見るし、徐々に進展しそうだった。


ところが、今度の哨戒チームであったキョウスケとエクセレン、アリエイルにアクセル達の番になった所で、久々にエクセレンはアルフィミィの存在を感じ取った。
しかし、既にアルフィミィはドゥバンのアレス・ガイストに取り込まれていた。
アルフィミィ――アインストには死にかけの人間を蘇生させる力がある。
だからエクセレンも、アクセルも蘇生した。
それを寿命が極めて限られているイデアラントに応用すれば……そう考え、ドゥバンはガイアセイバーズから脱退した。
けれどその最中、背後からバラルが襲撃してくる。
そんなバラルのメンバーも片付けていると、かすめ手を使ってきた。


リュウ改の中に、既に仙人である蓮がイルイを迎えに着ていたのだ。
そして、アルフィミィを取り込んだドゥバンは、危うく鋼龍戦隊に捕らえられる所だったが、現れたクストースの騒ぎに生じて撤退出来た。


そしてようやく、アリエイルはプロジェクト・イデアラントの欠点について語ってくれた。
やはりイデアランツは寿命が3年で迎えることだ。無論寿命と言うよりも稼働限界だが。
それは肉体の精製時に問題が生じてそうなってしまったようだ。
ドゥバンはそれをつい先ほど知ったので、アルフィミィを取り込むことで寿命を越え、アインストの後継者になろうとしていた。
延命の可能性はゼロではない。
何故なら比較的オヅヌ博士と関わってきたエリック博士もいるから、一時的に人工冬眠し、その間に彼が研究することでなるかも知れない。
或いは、シャドウミラーのアンドロイドの技術として、ラミアが研究成果を提供することも出来る。
だから、死のうとは考えなかった。


一方、イルイは連れ去られていた。


そして、ジェイコブ中将から目処が立ったことも有り、オペレーション・レコンキスタとアイスブレイカー両方の出撃を要請された。
レコンキスタ組ではそれに参加し、アイスブレイカーの方は現在編成中とのことも有り、宇宙で陽動を兼ねて動いてもらう。
今回はハガネがクストースの騒動でテスラ・ドライブが損傷した為に先にヒリュウ改が宇宙へ上がることになった。