まじめに読み耽った

雷句誠の今日このごろ。
かなり長い文章だが、この記事を改めてずっと読んだ。
既に昨日のニュースとしてあちこちのトップニュースで書いてあるので志って当然の範疇だと思うが、ガッシュの作者である雷句先生が小学館を提訴したと言うものだ。
俺自身これは連載直後から最終話までずっと見てきた人間だからねぇ、何とも言えない気分だがどれだけ長い文章だろうと読んだ。


要約して話せば漫画家と編集者の絶対的な格差によるストレスと漫画家という存在自体の地位を軽く見られている事、そして何よりも自分の描いたカラー原稿を何枚も紛失している事などによる提訴だ。
厳密に言えば紛失に関するものが提訴の内容となるのだが。
ハッキリ言って訴訟金額などの方は二度ほど読み直してみたが全部が全部は理解出来ない、ある程度と言うレベルなのは俺の読解力の無さだろう。
それよりも担当と漫画家という存在の対等ではなかった関係の方が俺は読んでいた。
これも訴状を含めて尋常じゃないほど長いので読むには中々堪えるものがあるが、ぜひとも一度は読んでほしい。
対等な関係とは何か、漫画家の裏事情的なものを垣間見た。
正直読んでいて気分の良い内容ではない。
勿論だろう、担当者なのにその漫画家の漫画を読んでない事から事故で怪我となったアシスタントの件を暴力沙汰と流布されれば。
また、以前のYahooニュースでも書いてあったので知っている人も多いと思うが、氏はもう小学館で漫画は書かないと公言している。
その件についての詳細も載っているのでやはり見た方が良い。
仕事のパートナーとは何なのか、それを考えさせるものだった。
普段は見ない業界の事情を見るのは新鮮味があるなぁ。