女主人公第47話『カウント・ダウン』

冒頭で多少会話があった後、どうやらティファはD.O.M.E.の元へと浚われた事が判明し、それを追おうとするメンバーの前にレーベンがアサキムの情報を入手してきた。
その出撃の直前、グランナイツのメイドさん達がサプライズでクッキーを差し入れしてくれたが、それを食べてはならなかった。
なぜならそのクッキーは砂糖と塩を意図的に変えた失敗作であったのに、セツコさんはそれを食べても甘くて美味しいと言ってしまったから。
皆がその事に気づいたのは彼女が居なくなってすぐの事だった。
そして、現場にいたのは……。


ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!


久々にアサキムがやってきたと思ったら、よりにもよって生きているトビーとデンゼルを呼び出してきやがった!
どうやら、セツコさんがいなかった世界の二人のようだ。


その様子を見てアサキムは一人心の中で呟いた。


アサキム(幾多の世界を彷徨えば、よくある出来事…。僕もそうだったよ。だが、君は止められまい。心より生まれいずる悲しみを)


これはもう、精神的にクるわ……。
ちなみに生かしておくパターンは無い。あくまでも彼らは同一人物であって別人なのであるから。
……そして、レーベンも裏切った……。


突然すぎる……。
レーベンの任務は内部から彼女を精神的に潰す事。
グローリー・スターの一員でありながら彼女を知らない世界のグローリー・スター本人達から存在を否定され、そして彼らを自らの手で手にかけ……。
挙句信じていた人間からも裏切られる。
そこに現れたのはツィーネとシュラン。彼の口から、ZEUTHが仕掛けられたトラップは自分達がやったことを告げられた。
セツコさん、今までの事象から一時的に精神崩壊。
もうみんなにその事が知れ渡った時、シベ鉄のがに股と眼帯が助けを求めてきた。


まずシベリアでは、オーバーデビルがシンシアを取り込んで暴走し、今は力を貯めるためにどこかに潜伏している。それを仕切っているのがアスハム・ブーンとの情報を得ている。
だからこそ堕天翅や百鬼帝国も関係する可能性が出てきた。
そして、エゥーゴブレックス准将が暗殺された事で、クワトロが代表となった。その結果、現状ではアクシズとも手を組んだプラントとこれまでどおりの関係とは行かなくなった、というのが彼の考えだった。
それと同時にミネルバミネルバザフト本隊と合流するために、ZEUTHから離脱することに。


セツコさんは、一号機に乗った事が原因で今回の事態となってしまった。
チーフが以前一号機のガナリー・カーバーは特別だと言っていた事は正にそれだった。
ただそれだけの理由で無限の地獄を味わい続け、現在はもう味覚は完全に失われている。
そして、みんなが居なくなった後、目元で何かが千切れる音まで聞こえた。


その音の正体は、視神経。


その頃、情報操作の首謀者であるエーデル・ベルナルは、シロッコ及びデューイと通信上でだが会談を行っていた。
それが終わると同時にエーデルはとりあえずジャガイモ博士をいたぶっていた。
彼女の目的は自らが統治する世界を作り上げる事。その為に様々な人間を利用しているだけに過ぎなかった。