女主人公第48話『裏切りの月光』

どうやらセツコさんの失明は一時的なものだったが、どう考えても味覚が失われた事を考えると完全に見えなくなるのも時間の問題だと認識した。
結局今のうちに異星人を叩いておかねば後が危ないと判断したZEUTHは、先に月へと向かう事にした。
しかし、本来であれば奇襲する側であったはずなのに、奇襲される側となっていた。
何故か、その答えは簡単だった。


風見博士が原作どおり裏切った。


エルダー、と言うよりもスカルムーン連合の元へ自らの意思で裏切り、その真意を見せる事として、今回の奇襲を教えていた。
それらが居なくなったと同時に現れたのはイザークザフトミネルバは居なかった。
彼らと事を構える時にアークエンジェルはやはり現れてきた。
結局イザークを撃破したことでザフトとは敵対関係となってしまった。
だが、その後帰ろうとするアークエンジェルをセツコさんは言葉を伝えていないのに分かり合えないと言い出す。
大体コーラリアンとも共存しようと考えているZEUTHの中で、未だに人間同士の件ですら疑り深い状況では説得力に欠けている。


そしてキラは、ハリー大尉を経由してだがカミーユの言葉を真摯に受け止め、この戦いに対して目を背けない事を誓った。
誰かに恨まれようとも、それを受け止める覚悟が出来たから。
そして風見博士の弟子であるジュリィは、風見博士を止めるには殺すしかないと皆に言い放つ。
何故なら彼は科学者として逸脱した事をやってのけたから。そして、ZEUTHのデータを売り渡した事はそれだけの事をされてもやむを得ない事だと理解しているから。


その頃月ではロゴスにより鎮魂歌が奏でられた。