滾り、吼えて貪る

ふと目が覚めた時、目の前に存在しているそれを快楽が欲するままに貪った。
それは俺に対して寝ぼけないでと咎めた気がしたが、そんな事は関係なく本能のままに堕ちた。
そもそも男性には目が覚めた時の生理現象が存在する。それは言うまでもなくアレなのだが、メカニズムとしては若い人間であればレム睡眠時に起きる身体各所の運動によるもの。それが朝まで続いただけの事。
もっとも、俺の場合は朝方に寝たので昼とか夕方に該当する。
蛇足だが女性にも存在する。
とにかく、目が覚めた時にそれがいる、と言う事が既に魅力的なのだ。抗い難いそれを押し退ける術は存在せず、また本日は休みという事もあり一日中それを貪っても誰一人として咎める者はいない。
強いて言うなら、人間の三大欲求の一つである食欲が咎めるかも知れないが、前日から丸一日食べてなくても――具体的に言えば金曜日の朝食の段階から――、案外人間生きていけるものだ。
意識はさほど覚醒してなくても欲望のままにそれを欲する。それが爛れた生活と思う人間がいようと、直接的には俺という個人に対して悪影響を及ぼしていない。むしろ生きていく上で必要不可欠な物。
故に、誰かがそれを咎める事が出来るだろうか? するとすれば目の前のそれだけなのだろうが、貪り続けると何も言えなくなった。
だからこそ、俺は気がつけば今日の日記がこんなに遅くなったりした。


  三           三三
      /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  どうしてこんなになるまで放置したんだ!
三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
    /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
  〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
  ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ
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  };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll





          oノ oノ
          |  |  三
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それ=睡魔


はい、昨日の朝方に寝て、一度目が覚めたけどまた惰眠を貪ってました。
そんな一日。