拍手更新した

前回の続き。もしかしたらまた次回へ続くかも。
そんな感じで前回の拍手を。



【夢であって欲しい現実も世の中にはある】

アマネ:……ここは?
アズマ(?):……。
アマネ:アズマ、何故貴方が……?
アズマ(?):私はアズマではない。貴女のCOMPの妖精です。
アマネ:破棄します。
アズマ妖精:ああっ! 捨てないで捨てないで!


【とりあえず破棄は撤回された】

アマネ:これは夢ですか?
アズマ妖精:はい、夢です。
アマネ:何故私のCOMPの妖精が貴方の姿なのですか?
アズマ妖精:貴女の願望です、欲望ですそうなったらいいなという考えが反映されたものです。
アマネ:やはり捨てます。
アズマ妖精:本当に勘弁して下さい。


【妥協点は世の中には必要】

アズマ妖精:仕方ありませんね……私としても封鎖が解除されて稼ぎ口が無くなって困っているのですよ。
アマネ:貴方やはり本人ですね?
アズマ妖精:気のせいです、夢ですから。
アマネ:夢ですか。ところで何故貴方がここに?
アズマ妖精:実は、カインが待たしても反逆を……。
アマネ:しつこいですねあの人も。
アズマ妖精:早速ですが貴女に退治していただきたいと。
アマネ:あのお方がいるのでは?
アズマ妖精:……それが、その。
アマネ:はい?
アズマ妖精:万魔の王でしたら本日はデートですので。
アマネ:……寝ます。
アズマ妖精:夢ですよ?


【くるくるくぱぁ】

アズマ妖精:試しに私の名前を平仮名で書いてみましょう。

 あずまようせい

アズマ妖精:はて○ようせいの様に見えるのは気のせいですか?
アマネ:寝言は寝てから言いなさい。
アズマ妖精:夢ですよ?


【目が覚めた】

アマネ:……ハッ!?
ハル:ちょっとどうしたんだいアマネ? うなされてたよ?
アマネ:……いえ、悪夢を。
イザ・ベル:お寝坊さんね。
レミエル:まったくだ、早く起きてカインの元へ向かわなくてはならないというのに。
アマネ:……寝ます。
ハル:はいはい起きてから話を聞くからさ。


【詳細は語られた】

アマネ:省くのはいささか不適切かと?
レミエル:カインだからな。悪役にはうってつけだ。
イザ・ベル:あの人、私より外道よ。そりゃ実の妹を奥さんにしているくらいだし。
レミエル:万魔の王がア・ベルの因子を持っているから良かったものの……。
イザ・ベル:アワンの因子を持っていたらと思うと……。
アマネ:それはミドリさんの悦びそうな事では?
ハル:なんでもかんでもそういう方向に持って行くのはどうかと思うよ。
アマネ:はい。


【そこで!】

レミエル:早速だがアマネのCOMPに変身機能を搭載した。
アマネ:……変身? 返信ではなく?
レミエル:ああ、M様から直々に機能を搭載されるようにな。
アマネ:あの御方も多芸なのですね。
イザ・ベル:そっちはいいわね、こっちの明星様はニートニート。もう泣きたくなっちゃう。
ハル:がんばりな、多分いい事あるさ。
アマネ:慰めるべきだったでしょうか?


【変身とはその名の通り】

レミエル:いいか、ここは天使と悪魔が共同前線をする事になった。
イザ・ベル:なんだかんだでカインには手を焼いているのよ。神も悪魔も。
アマネ:あの人のウザさは異常ですからね。
ハル:……まぁね。
レミエル:そこでアマネ、早速だが変身してもらいたい。
アマネ:どの様に?
イザ・ベル:『ウラヌスパワープリズムフラッシュ!』とCOMPを片手に叫ぶ事により、貴女はセーラーウラ……ゲフンゲフン。
アマネ:ツッコミ所満載ですね。
ハル:待ちな。色々と。
レミエル:正しくは天王星からの使者たる魔法少女アマネになるのだ。
アマネ:そちらが訂正箇所ですか。


【アパートを覗く二人の人影】

アマネ:ウ、ウラヌス……パワー……。
レミエル:ダメだ! 羞恥心が出ている!
アマネ:ウラヌスパワー……プ、プリズム……!
イザ・ベル:もっとエロスを!
ハル:いや、それはどうなのさ?

アツロウ:……ナオヤさん。
ナオヤ:なんだ?
アツロウ:……なんでオレ、ビデオ片手にアマネの変身練習を録画しなくちゃならないんスか? 見てて痛々しいんスけど。
ナオヤ:考えてみろアツロウ、アマネが俺の前に立ちはだかった時、この録画シーンを放映すれば彼女は変身出来なくなる。
アツロウ:痛い! 痛すぎる!


【当然の如く】

警官:……。
アツロウ&ナオヤ:!?