まぁ、いろいろと

密林さんで買いましたと。

ペルソナ4 Your Affection (ビーズログ文庫)

ペルソナ4 Your Affection (ビーズログ文庫)

まずはコイツ。
いたってシンプルに主人公以外の面子にクローズアップした短編集。
例えば物体Xを錬成したとされる林間学校を一条と長瀬(+後半からあい)の視点から見た場合。
ゴミ拾いで陽介が錬金術師からカレーを作ってもらえると楽しみにしているのを見ると、もう死亡フラグがビンビンに立っている事に誰もが気づかなかったり。
その一方で運動部二人はカレーを作った事が無く、どうしようかと思ったところにあいがやって来たので、彼女の指示の元、何とか出来も味も何もかも普通のカレーが出来たけどちゃんと三人とも完食したり。
その一方で陽介の叫びと主人公がカレーの海に顔を埋めたシーンを見たり。
挙句の果てに錬金術師が主人公達のテントに入っていく姿を偶然見てしまい、打ちひしがれる。
ああ、これぞ本当の輪○学校ね。
他には菜々子が家に帰ると明らかに誰かがいた形跡を見てしまい、偶然通りかかった直斗に助けを求めつつ、堂島が帰ってくるまで様子を見ながらも彼と直斗が話していたり。
足立にバレンタインのチョコレートを渡そうとする菜々子がいたり……。
彼女の優しさに全俺が泣いた。
そんな短編集。意外な組み合わせというのは無かったが、鉄板的な面子によるらしいと言えばらしい短編集だった。


女神異聞録デビルサバイバー 公式マテリアルコレクション

女神異聞録デビルサバイバー 公式マテリアルコレクション

既に拍手でネタにしているが、公式の設定資料集。
全メール本文や悪魔解説やスタッフインタビューにヤスダ氏へのインタビューも網羅されており、資料の量としては悪くない。
全背景一覧も解説付きで載っているから尚の事だろう。
一部では既に拍手でもネタにされているし、逆に次回結構早めに更新する後半でもネタにするだろうが、ツッコミ所満載だったりする場所もある。
それはおかしいと言うのではなく、むしろ笑ってしまうところだろう。


……しかし、マリ先生のクルースニクモデルは意外と気づかれなかったんだなとか、アトラスネットでもあったアマネの「ただーいま」画像も載っていたり。
やっぱり傾いている人は傾いている人と呼ばれていたり、スタッフからあらゆる意味で愛されている邪気眼だったり。
自衛隊員の方にクマさんのアップリケがあった事にぜんぜん気づかなかったり。
チャラ男の名前に「ジゴロ」と書かれていたり、誰かは想像付くだろうが某キャラに「胸大きい」とか「ボインちゃん」とか書かれていたり。
もう色々と参考になった。
……それにしても、ユズのコンセプトに悶えた俺がいるんだが。
どうしたらいいだろう。


女神異聞録デビルサバイバー アンソロジーノベル1(みのり文庫)

女神異聞録デビルサバイバー アンソロジーノベル1(みのり文庫)

ついでに買っていたこっち。
短編集というか、パロディー(前置きとしてもそう記述されている)なので、後半になればなるほど公式的な話にはどうしてもなり得ない話になっているが、こういうのは逆にキライじゃない。特に最後の話は。
俗に言うシュレディンガーの猫とも呼ばれているが、未来を知る上で知らなくてはならない情報は計り知れない。仮にどれだけ情報を集めそれを使って予測したとしても、世の中何が関連しているのかは誰も知らない。
これをバタフライ効果と呼ぶが、どれだけ小さな誤差だろうと、やがては無視できない大きな誤差となる。
故に、未来を知るというのは極めて不可能に近い。
ちなみにここらを調べると関連用語として「ベルの定理」というのが出てくるが、まぁさすがにそこまでスタッフは関連づけてなかっただろう。
まぁ、この辺りを調べるとキリが無いからぶった切るが、要するに二行前に行き着く。
これがどういう意味を表しているのかは読めば分かる。
その他は本当に短編と呼べる10ページちょいで一つとなる話が多く出てきており、シリアスよりもコミカル寄りとなっているのが殆どだったりする。
中々面白かったね。


何か少し前に涼みにネカフェへ行った際、面白そうだったので読んでみたら存外に笑ってしまったもの。一応全巻読んだが、注文したら4巻だけまだ届いてなかったり。
どんな漫画かと問われたら……。


一般人だった主人公(男)が、やおい系でも壁サークル級の姉に騙され女装させられた即売会で好きな女の子を見つけてしまった事から、男でありながら腐女子の道――腐男子にどっぷり浸かってしまう漫画。


長いな!
とにかく、同人誌とはそもそも何なのかすら知らない主人公が、話を追う事に道を外していく様は何かデジャ・ヴを感じてしまう。
一話ごとにあるおまけ四コマの全部オチが「アッー!!」である事からもこの漫画の特性が痛いほどに分かるが、うむ、分かる。
詳しくはwikiを見ると全てが分かるが、“「腐女子とはいかなるものか」のレクチャー漫画と言う要素もある。”という言葉は納得した。
驚くほどにそういう関係の用語を網羅しており、腹が立つほどタメになる(超褒め言葉)。
ちなみに俺のお薦めキャラは松本部長(男)。漫研女子からは相方(男)とカップリングされる腐女子嫌いな野郎だが、女装した主人公に惚れる為、何度もツンデレを披露してくれる。
気になっている女の子のカップリングで受けキャラにコスプレすれば自分に好意を抱くのではと考えたりするが、当人の前では存分にツンを発揮している。
……早く四巻届かないかなぁ。