そろそろ寝るか……

とりあえず昨日までごたごたしてたので、改めて正月に兄貴と鉢合わせしたときのことを思い返してみる。
まず、兄貴と会うのは実質数年以上ぶりなんだが、俺は親から兄貴の趣味がゲームから旅行に変わっていたと聞いていた。
実際に結構な頻度で兄貴が「今四国に旅行している」とか「今沖縄に行っている」とか聞いていたからだ。
だからてっきりもうゲームには手を引いていたのかと思ったんだが、実際には違っていた。
あの野郎旅行は旅行でも嫁と旅行してやがった。
何じゃそりゃと思ったが、兄貴が鞄の中から嫁を取りだした時、全てを理解した。


ああ、何も変わってないんだなと。


ではどういう事か。答えは簡単だ。
兄貴のやろうコンマイの下僕になってた。
いや、違う。もっとハッキリ言えばラブプラスの為に全国に飛んでいたのだ。


俺:ああ、旅行が趣味って訳じゃなく、ラブプラスの為に全国に飛んでいたのね。
兄:そういう事だ。嫁専用DSの争奪戦に敗れた時は泣いた。
俺:だが今手に持っているそれはどうした?
兄:争奪戦に勝った友人から高値で譲り受けた。
俺:そうまでしたか。しかし兄貴の性癖から察するに、嫁は寧々さんか?
兄:性癖言うな。だが正解だ。
俺:流石俺。
兄:お前は最近何やってんだよ?
俺:昔と変わらずスパロボガンダムゲーム、メガテンシリーズを中心に、去年の半ばから東方も手を出したかなぁ? 本家STGは中々腕が上がらないが、黄昏の方はCPU相手なら難易度最高でも無敗は余裕になった。
兄:あのジャンルはねぇ……今回行った三日間のコミケでも結構友人のサークル周り手伝わされた。
俺:だから元旦に帰ってきたのか。
兄:そもそもサークル参加してたし。
俺:(゚д゚)
兄:嫁との旅行をレポートにしたりと色々と。
俺:どうでもいいが「レポート」とすると顔に見えね?
兄:見える。とは言えお前の事だから本家と黄昏くらいか?
俺:いや、公式書籍はほぼコンプしたし公式CDならほぼコンプした。後は売り切れたりプレミア付いていたりするの程度。
兄:……お前、はまるジャンルには際限が無いよな。


まぁ、ねぇ。
それは否定しないね。そんな兄貴と俺の微笑ましい会話の一覧。
今回関西にいる弟は帰って来れなかったが、奴の近況も親から聞いて驚いた。
あの野郎職場が倒産して無職になりやがった。
帰ってくればいいものを……。
まぁ、それでも俺からすれば身一つで彼女のところにしけ込んだ事だし、蓄えもあるとの事だから、どうにかなるだろう。
最悪それで生活出来なかったりしたとしても、どうにでもなるだろう。
俺も何らかの理由で生活出来なくなって、それで死んだとしても別に構わないし。