第二次Z第14話『信頼と覚悟と』

当然の事ながら先の、黒の騎士団による声明は世界中に知れ渡っていた。
それに国連直属部隊やソレビ、ダンクーガやフロンティア船団のS.M.Sといった多種多様の面子が映っていたので、彼らが手を組んだと考えてもおかしくないと判断する人間もいる。
絹江とイザベルもそう考えていた。
しかし彼らは表向き無関係を装っている。だからこそ、ZEXISを狙う人間もいる。そう結論付いた。
そして黒の騎士団はZEXISに参加するため、新たな幹部を作り、代わりにゼロ本人、カレン、扇、玉城、キリコの五人が向かった。
しかしカレンとしては複雑な気持ちだった。
大時空震動で生まれた二つの日本は、富士山にサクラダイトが有る無いという違いだけで、侵略される日本と平和な日本に分かたれた。
もう一つの日本も援軍を送ったが、枢木スザクの父親が自決したことで、援軍を送っても焼け石に水状態となった。
問題は何故もう一つの日本を支配しなかったのか。


一方カミナはカレンの乗っている紅蓮の名前が気に入らなかった。


……(゚д゚)
ついでにゼロの態度や裏が有るのも気に入らなかった。
しかし、ゼロが、と言うかルルーシュが猫に仮面を取られたことで状況は一変する。
それが何の因果か、グレン団VS黒の騎士団&ソレビにまで発展していた。
ゼロの素顔を見たい者、見たくない者達の骨肉の争いだった。
結局ルルーシュ本人として彼らの前に現れ、猫を探す。


デュオ「俺達は荷物のチェックのバイト出来てるけど、そっちは?」
ルルーシュ(猫の行動パターンを呼んだ結果が、奴らと鉢合わせすることになるとは!)
ルルーシュ(何という失態だ! この俺とした事が!)


ですよねー。
どうにか奇行をすることで彼らから疑いを晴らすルルーシュ
もう一つの予測地点に向かう彼だが、そっちにはワッ太達がいた。


ワッ太「知らない人が突撃してったんだ」
カレン「知らない人?」
ワッ太「ブリタニアの人かな…黒髪で背がスラッと高い男の人で、ものすごい叫び声を上げてたよ」
さやか「ハンサムで知的な雰囲気だったんだけど…」
柿小路「何とも残念な方のようですな」


残念www
結局、C.C.が予備の仮面を持ってくることで事なきを得たルルーシュ
残念な子は放っておいて、ブリタニア・ユニオンがやって来たので迎撃することになった。
そこにはスザクとダールトン達。ゼロは奇跡を見せることでZEXISの信頼を得ようとしたが、機械獣と次元を通過しなかった次元獣の侵攻によって阻まれる。
更にゼロの罠も後一歩の所で及ばず、自分のミスを挽回させようと素ゼロ。
そこに駆けつけたカミナ。
戦う覚悟が有るから。だからカミナはゼロを助けた。
地下街を崩落させて敵を一気に巻き込む、その為の柱をグレンラガンが破壊する。
そうして後は一気に吶喊するだけ。戦術指揮を使って一気に両者を撃破に成功。
しかしここで問題が。
次元獣は何故ここに来たのか。
そんな事でどうにかカミナとカレンの喧嘩も収まったが、やはり町一つ破壊しての撃破は皆思う所も有った。
勿論絶対に駄目と言う訳じゃないし、現に勝利出来たのも事実だ。
それぞれが思う所がある以上、これは譲れないものかも知れなかった。
それでも、ゼロ個人への感情は悪くない方向に向かったのだから、結果はオーライだった。