第二次Z第35話CBルート『悪意の矛先』

スペインに辿り着いた沙慈だったが、彼女が以前から欲しがっていたペアリングをお見舞い代わりに買ってきてあげました。
でも、彼女はもう嵌められません。
左手が……。
(´;ω;`)ウッ…
彼女は、自分の夢を沙慈に託し、沙慈をエリア11に帰したのだった。


一方パリにいた絹江さんは、イザベルと別行動をしながらソレビを追っていた。
やはりトリニティとZEXISのガンダムは別の考えに沿って行動している。そう考えた彼女は、ラグナ・ハーヴェイの名前にまで辿り着く。
でもそれは彼女にとって死亡フラグでしかない……。
(´;ω;`)ウッ…


一方で悪ひろし(ヒゲ無し)とコンタクトを取っていたアレハンドロは、ラグナを切り捨てていた。
ひろし(サーシェス)はラグナを嗅ぎ回っているジャーナリストの処遇を任され、楽しませてもらうと言っていた。
更にアレハンドロはリボンズとグレイスを通じてフロンティア船団とまで手を結んでいた。彼女のどこにそんな人脈があるのかは不明だが、取り込む事には変わりなかった。


プトレマイオスではティエリアヴェーダへのアクセスを拒否されている中、トリニティのガンダムについての話し合いが行われていた。
彼らの出す擬似太陽炉のGN粒子からは細胞障害を引き起こす者が散布されており、その結果、ルイスの腕は再生治療が受けられなかった。
とまぁ、そんな時に一応名目上はソレスタルビーイング見習だったクロウさんが顔を出す。
彼は既にトリニティの居場所を特定していた。
何故なら、彼のブラスタは元々次元獣を狩る為の機体。MDに逃げられてばかりだった彼は、追跡用に特殊なマーカーを用意されており、それをトリニティのガンダムに打ち込んでおいた。
しかもまだ発見された形跡は無かった。
で、当然その分の報酬を要求するかと思われたが……。


クロウ「売値はゼロ…情報はロハ…無料で提供するぜ」
ティエリア「何っ!?」
アレルヤ「本気で言っているのかい?」
クリス「やだ…夢見てるの?」
リヒティ「あれ…俺の耳、どうかしちゃったのかな…」


ボロクソです。ボロクソに言われてます。
それでも、トリニティと戦う時はZEXISで行く事を条件に提供しました。
仲間は仲間で彼らに義憤を感じている様子だった。
その最中、エリア11に戻った刹那は、帰国した沙慈と話す。
パーティーの最中に刹那が救助活動をしていた事を覚えていた沙慈はありがとうと言うが、ルイスの事を話すと、同時に、沙慈への電話が来た。
姉の絹江が殺されたのだ……。
(´;ω;`)ウッ…
二つの事実で知り合いが大きな不幸に見舞われた事に激しく動揺する刹那は、すぐに行動に移した。


刹那「奴らはガンダムではない!」


とある島にいたトリニティは、これからのミッションについて話していると、そこに一機のガンダムが現れる。
ガンダムエクシア。刹那だった。
紛争を幇助する者として断定した刹那は、ティエリア、ロックオンと共に三機のガンダムの駆逐に移った。
ナドレの力を使って彼らの期待を制御するティエリア、しかしそれも改竄された結果、すぐに解除されてしまう。
挙句、改竄結果を閲覧した長兄ヨハンは、ロックオンの過去を暴露する。
ロックオンの家族の仇は、刹那が過去にいた組織によって殺されていた事。それを暴露し、戦意を喪失した瞬間を狙って逃亡していた。
その直後を突いて襲いかかるサーシェス達。
三対三という事で省られるアレルヤ、略してハブラレルヤ。
と、どうにかしてひろしを退けて、彼に本業をやらせないでおく事に成功するものの、ロックオンと刹那は話し合う事になった。
マイスター達だけで話し合い、刹那とロックオンの過去がわかると、ロックオンは刹那に銃口を向ける。
自らが過去に髪をという言葉を巧みに使われて戦争に荷担していた事。今は戦争の根絶の為に戦う事、自分が斃れても代わりにロックオンが根絶を目指してくれれば構わないと、刹那は言う。


刹那「俺がガンダムだ


せっちゃん……。
最高のガンダムバカにロックオンは笑ってしまう。あまりのアホらしさに撃つ気にもなれなかったロックオンは、静かに銃を下ろした。
最後の方しか見てなかったものの隠れて仲間が見守る中、確かに彼らは和解し、ソレスタルビーイングガンダムマイスターは笑い合っていた。


その頃、ユニオンではグラハム達フラッグファイターが墓参りをしていた。
彼は残った部下ダリルと共に、亡くなったハワードへ弔いの言葉を述べると共に、フラッグに乗ってガンダムと戦う事を選んだ。
遅れて墓参りをするビリーによって、三国国家がガンダムに対抗しうる力を手に入れた事だけが、判明していたのだった。