第二次Z第47話『迎えられる勝者』

ズールは倒れたものの、ズールの最期の言葉とかが気になっていたタケル。
自分は不滅だ、とかこの体を使っていたに過ぎない、など。いわゆる思念体が本体であるかのような言い回しの皇帝。
そんな状況で、クロウは一つの事を考えていた。
このZEXISは奇跡のような部隊ではないかと。
本来であればソレスタルビーイング、コロニーガンダム、黒の騎士団といったメンバーは敵対しててもおかしくなく、ZEUTHのメンバーもこの世界に跳んできた事。
そんな状況でも、皆で手を組む事が出来た。


青山「仲の悪い人間同士が仲良くなるには、どうしたらいいと思う?」
ロラン「それは…お互いを理解し合って、譲り合ったり歩み寄ったりすれば…」
クロウ「満点の答えだ」


しかし現実はこうはいかない。
ならば手っ取り早い手段は何か? そしてその答えは、この世界でもZEXIS以外でも行われていた事。
共通の敵を作る事。
三大国家が国連軍を造ったように、ZEXISもまた、インペリウムという最後の共通の敵が出来ているからこそ出来ている部隊だ。
では、インペリウムを倒したら……?
その答えはまだ分からないまま、インペリウムとの戦いが始まった。


ところが現れたのはガイオウだった!!


ガイオウは別に決戦を仕掛けるつもりはなく、トーナメントを勝ち抜いて決勝の舞台に上がったZEXISを激励に来たのだ。
しかしまだ準決勝を勝ち上がっただけに過ぎず、決勝の前のエキシビジョンマッチ。
否応なしにマップ上に散らばっているライノダモンを3分以内に全滅させなければならなかった。
まぁ、何とかこちらが第一ポイントをゲットしたのだが。
正直そろそろ攻撃力の底上げをしないと、厳しいかも。


以前はガイオウが現れた時は完敗だった。かなり強くしても勝てる気配が無かったし。
しかし、現在は違う。様々な敵と戦い、仲間も増えた。
そんな彼らは、最終決戦の前にパーティーをする事になりました。
しかし、トーナメントの決勝という事は、少なくともまだZEXISには戦う存在がいる事をほのめかしてもいたのだった。