デビルサバイバー2プレイ日記第20回目『共存への土曜日』その3

残りはセプテントリオンポラリス
その為にベネトナシュを撃破しようにも、人間の攻撃は効かないわ悪魔は強制帰還させられるわ再召喚は出来ないわ。
ハッキリ言って詰み状態。
その状況を打破する為、フミに話を聞く事にした。
まず、そもそも悪魔召喚についてはヤマトの祖先が憂う者から与えられたもの。これは両者の発言から確定している。
そしてニカイアも同様。要するに源流は同じである。
自分達悪魔使いは召喚術で悪魔を召喚したり送還する事が出来る。
そうなると、両者に関与するとなると、ベネトナシュは召喚術に強制アクセスしている。
召喚プログラムはそもそも、自分達の操作する端末だけで完結していない。
あくまでも端末に記憶されている座標情報を元に、“どこか”へアクセスし、召喚すべき悪魔の構成情報の発信を促し、それを端末が受け取る。
受け取った情報はマグネタイトに変性を起こし、悪魔の再現に必要な物質に変化させて実体化させる。


……つまり、仮に二次元のキャラを三次元で作るとしたら、まずはそのキャラの情報があるデータを作らなくてはならない。
そして、その情報を自分の元(仮にパソコンとする)に送る際、周囲の空間にある物質を変化させて、タンパク質とかそういったものに変質させなくてはならない。
ぶっちゃけ今の技術では現実的には無理だろう。


どこかは分からない。ただしどうやってかは分かる。
まず、召喚術はプログラム化して、電子化して携帯とかそういった端末に格納できる。
そして電話やメールみたいに遠方に対してオーダーを発信できる。
この二つの特徴から見て、端末と情報の収納先をコネクトしているのは、電波や音波に似て非なる何らかの特殊な波である事が推測できる。


では簡単に。
普通の携帯とかでサイトにアクセスするには、電波を使って通信している。
召喚アプリで悪魔を召喚するのも方法としては同じようなもの。ただしそれは電波ではなく特殊な波。
ではベネトナシュは。
その特殊な波をハッキングして通信に割り込むようだ。当然そんな事が出来れば、自由に帰還できるし召喚も止めさせられる。


ではその特殊な波を相殺できれば?
その波を持っている悪魔の名前は、トランペッター。
トランペッターの吹くラッパでベネトナシュのハッキングを妨害し、ジャミングする。
そのトランペッターは、日比谷公園に封印されていた。
問題としては、トランペッターのラッパはベネトナシュにだけ作用する訳ではない。
その音波は広範囲に広がり、自分達にもジャミングされる事だ。
それでも、ベネトナシュとの戦いにはやるしかない。


さて、トランペッターを召喚できたが、ぶっちゃけトランペッターは協力する気は全く無かった。
だけどそれにちょっとイラッとしたフミがノートPCをぶん投げて直撃させる。
ついでに喋り方もイラッとしていたので、フミの簡単な説教が始まった。
で、協力しないのかと“質問”をした。
その時ぶん投げたPCの数。計四台。
こうして協力してくれたトランペッターだが、一度だけだった。
場所は赤坂迎賓館。ベネトナシュを攻撃し続けていると、フェクダ、メグレズ、メラクに分裂し、アリオトの毒素を周囲にまき散らす。
更には本体側のベネトナシュにはアルカイドと呼ばれる万能全体魔法もある。
ここでアルカイドが使われるか……。
本体は電撃が弱点なので、ぶっちゃけここは物理系一人いれば十分だよね?


と言う事で、セプテントリオンも七体撃破したのだが、未だに様子が変わる事はない。
何かが足りないの可、そんな空気が漂う中、周囲の調査が始まった。
その間にロナウドが刑事になった理由を聞いたり、ヤマトと死に行く被災者との話を聞いたり、イオとの仲を怪しまれたり。
そんな事をしていたら、まさかのティコがニカイアの運営を終了しただけで、DL済みのアプリならティコが使えるようでした。
凄い毒舌ながら空気詠めない話を聞いて、最後のメールの相手は、まさかのイオでしたとさ。