第二次Z第20話『砂塵に舞う悪意』

国連本部ではシモニーが平和維持の為に正論を言っているが、その面子があまりにも濃い。
トレーズ、シュナイゼル、キノコ三島、エルガン代表といった面子だ。
確かにソレビが介入した事でAクラスレベルの紛争は18件終結したが、代わりに25件増加している。
何故かヴェーダの予想を大きく上回っている事に、ティエリアは疑問を感じていた。
一方刹那はお姫様に夜這いをしていた。あながち間違いではないから困る。
世界は何故こうも歪んでいるのか、その答えを見つけられなかった。


その頃、三大国家連合軍の輸送機では、オレンジとコーラサワーのカクテルが出来た。
何せロイド博士からコーラサワーソーダとかサイダー少尉と呼ばれるくらいだ。
ここにはブリタニア・ユニオンにAEUのマネキン大佐に人革連のクマさん。
更にはゼクスにハムまでいた。残念ながら中華連邦の虎は来れないようだ。


そんな事でタクラマカン砂漠にいたWLFだが、現れた五飛の叫びにより全てが一変する。


五飛「俺達は嵌めたれた!」


多すぎるネームドキャラに対し、3ターン以内に全滅させるとSRポイントが付く。
更に現れるひろし。アグリッサに為す術も無かった刹那だが、ティエリアが装甲をパージしてナドレに変形。
正直、スタート地点と増援時点でどれだけのユニットが動けるかがポイントだわ。
かなり厳しい。攻撃が効きづらいユニットが複数いるって言うのに、3ターンでマップ全体がネームドばかりという状況。
一応、ギリギリで倒せたけどな。
3ターン目の反撃って言うかなりツラい状況だったし。
それでも撃破し終えるが、更なる増援の数々に、全員の士気がガタ落ちになる。
だが、そこを動いたのはヒイロ・ユイ


ヒイロ「自爆する」


しばらくして、ヒイロは気がついた。
どうにかヒイロの自爆で隙を作ったZEXISが逃げたのだ。勿論まだ追撃中だが。


ティエリア「本来だったら太陽路を爆破させてでも、僕が自爆すべきだった…」
ヒイロ「なら言っておく」
ティエリア「?」
ヒイロ「死ぬほど痛いぞ」


判っとるわそんな事w
しかし、問題はWLFが囮になったように見える事。
つまりは今回の嘘の情報も、WLFの配置も、三国連合軍も何者かが仕組んだ可能性だった。
どうにか健在だったZEXISに驚きを隠せないプロジェクト・ウズメのメンバー。
その様子にエルガン代表も、シモニーが今回の一件に絡んでいる事に気づいていた。
代表マジ渋い。
そんな代表は、連合軍が動く事を知りながらZEXISを派遣した。
彼らがここで倒れるなら、地球が倒れる事を知っているのだから。
そんな代表の覚悟に、シモニーは泣いちゃったとさ。