第二次Z第22話『リモネシア強襲』

ニューヨークの国連本部では、トレーズ、シュナイゼルとアレハンドロ達がZEXISの動向を掴んでいた。
しかし、彼らはリモネシアの不可解な動きも把握していたので、まずは静観する事を決める。
リモネシアがWLFと繋がっている可能性を懸念しつつも、国連を動かした矛盾を掴もうともしていた。
リモネシアに付いたロックオンとクロウの二人は、町の中にいた市民に扮したテロリストを何人か捕まえ、メッセンジャーにさせた。
ロックオンは当然彼の過去に絡んでだが、クロウは知った人間がいる為だった。それが誰かは言及しなかったが。


リモネシアはそもそも、大時空震動以前は貧しい太平洋に浮かぶ島国だった。
しかし、大時空震動が起き、DEC――ディメンション・エナジー・クリスタル、異次元からエネルギーを取り出す際の触媒となる起床物質が見つかった事で国は大きく浮かんだ。
もうすぐ枯渇するDECが無くなれば、国は発言力を持たなくなってしまい、国額にでは無くなってしまう。
若いながら外務大臣になっている彼女は、この国を守る為にアイムの誘いに乗り、プロジェクト・ウズメに参加した。
しかし、彼女はただ国を救いたいだけの清らかな心の持ち主ではなかったようだった……。
現にリモネシア大統領はプロジェクト・ウズメの計画を知らされて動揺したので、シオニーによって消された。


こうしてWLFの本拠地を叩いた事で、後は最後となるのだが……。
突然現れたカルロス、シオニー、アイムの三人によって全てが変わった。
プロジェクト・ウズメ。
局地的な時空震動を引き起こし、この腐った世界を変える。
この結果、何が何だか判らないまま、彼らは時空震動に巻き込まれたのだった……?